死亡事故にもつながる拾い食い、ダメ絶対!
犬の問題行動の中でも重要度が高いものとそうでないものがあります。
それは“噛みつき”と“拾い食い”です。
“噛みつき”といっても甘噛みではなく、血が出るほどの本気噛みです。これは説明するまでもなく緊急を要する問題行動です。そして次に“拾い食い”ですが、これは時として愛犬の死亡事故につながってしまいます。
実際に私が体験した例では、水たまりの水を犬が飲んでしまいそのまま死亡してしまいました。動物病院で死因を調べると、その水たまりの中に化学薬品が溶け込んでいたとのことでした。
ドッグトレーナーの中でも犬を自由に散歩させた方が良いかの意見は分かれています。犬が自由に歩き回って、ニオイを嗅いだり、マーキングをしたり、、、その自由を人が奪ってしまうのはどうかという意見です。
ただ個人的な意見であれば、犬の命がかかっている以上安全を確認できないところでの自由散歩は控えたほうが良いと考えています。
“拾い食い”のなおしかた
タイトルあるとおり“拾い食いは2回のレッスンでなります”とありますが、その根拠は飼い主さんから“拾い食い”がなおったとご報告をうけた際の平均のレッスン回数が2回だからです。
もちろん犬の性質や飼い主さんのしつけへの意識により多少変回数はかわりますので、その点をご留意頂ければと思います。
では肝心の“拾い食い”のなおしかたですが“犬具の見直し”と“リーダーウォーク”の実践の二本柱でレッスンを行っています。簡単に説明しますとハーネスでは犬のコントロールが出来ないのでトレーニング用のものにしてもらい、リードの持ち方や歩きかたなどを改善していきます。
その際にリードを犬のアゴの下にいれる“トップリード”にすることが基本で、なおかつ一番重要なことです。
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