「犬のしつけ教室や幼稚園に預けても成果が出なかった」なんて一度は聞いたことはありませんか?
実は犬を預けても成果がでないのには理由があるんです。
今回は犬を預けても意味がない理由を解説します!
1.犬を預ける期間が短い
しっかりと犬にしつけを覚えてもらうには、最低でも三か月は預けてください。
三ヶ月も預けるなんて、長い!とお思いかもしれませんが、例えばあなたが海外留学をしたと想像してみてください。
最初の一ヶ月は生活リズムを整えて、環境に慣れるのに精いっぱいではありませんか?そのあと落ち着いて勉強に打ち込むには数か月かかるはずです。
犬も同様で新しい環境や、ドッグトレーナーに慣れるのに一ヶ月はかかります。つまり集中してトレーニングに取り組めるのは二か月目以降ということになります。
しつけ教室によっては最初の一ヶ月は犬の面会を禁止しているところもあります。預けられた環境に慣れる前に飼い主にあってしまうと、家が恋しくなってしまいトレーニングに集中をしてくれないからです。
もちろん犬によって環境に慣れる速さは異なりますが、短期の預かりトレーニングは犬にストレスが多くかかるだけで、効果はうすいです。
2.犬のしつけ方法を飼い主が実践しない
長期間犬を預けて“しつけ”を習慣化してしまえば別ですが、多くの場合犬は相手を見て行動を変えてしまいます。家でも飼い主さんがドッグトレーナーと同様のしつけ方法を実践する必要があります。
よく「ドッグトレーナーの言うことは聞くけど、飼い主のいうことは聞かない」と耳にしますが、これは飼い主さんがドッグトレーナーと同じしつけ方法を実践していない場合に起こります。
犬自身はしつけ教室で習ったことは忘れることはなく、同じ“マテ”を指示してもドッグトレーナーと飼い主さんのやり方が違うと犬も理解が出来ません。
しつけ教室を選ぶ際にも、しっかりとしつけ方法を教えてくれ、犬を家に連れ帰った後のアフターフォローがしっかりしている所を選ぶことをおすすめします。
3.しつけ方法が飼い犬にあっていない
犬のしつけ方法に絶対的な正解はありません。
なぜ正解がないかというと犬それぞれの性格の違いによって、しつけ方法は異なってくるからです。
例えば学校の先生が注意をする場合でも大人しい性格の生徒と、気の強いゴリゴリのヤンキーの生徒を同じように注意してもうまくいきませんよね。
その生徒の性格に応じた態度や言葉選びはとても重要で、どの程度信頼関係を築けているかも接する上では大切なポイントになります。
これは犬のしつけにも同じことがいえます。臆病な性格の犬を強く叱ると逆効果になってしまいますが、気の強い犬にはしっかりと強い口調で叱る必要があります。
優秀なドッグトレーナーの場合、臨機応変にトレーニング方法や態度を変えた対応をしますが、そうでない場合はドッグトレーナー自身の得意なやり方に当てはめようとしがちです。
またドッグトレーニングもリードコントロールでしつける方法、オヤツを用いる方法、他の犬と触れ合わせて学ばせる方法など、様々あります。
犬嫌いの子を他の犬と触れ合わせるしつけ教室に預けた結果、より犬嫌いになってしまった例もあります。その犬に合わない方法では逆に症状が悪くなってしまうことがあります。
飼い犬とドッグトレーナーの相性や、トレーニング方法があっているかどうかを確認することは失敗しない教室選びのポイントです。
まとめ
いかかでしたでしょうか。今回は“犬のしつけ教室・幼稚園に預けても意味がない理由3選”をまとめました。犬のしつけ教室・幼稚園に預けも意味がない!と嘆く前に参考にして頂ければ幸いです。